新木場 ~春の天ぷらセット~
今日も今日とて飽きることなく釣りに行った。場所はいつもの若洲海浜公園。今度から場所を奪われると困るので詳しい場所は教えないが釣り堤防にてちょい投げ釣りを行った。狙いはキス、メゴチ、ハゼ、、運が良ければイシモチなど。個人的に釣れる魚はコンプリートしたい人なので今まで釣ったことのないメゴチが釣りたい。
開始二投目、キスを釣り上げスタートは好調。
数投後、根掛かり、仕掛け針のみロスト。海中にゴミの残してしまったことは悔やまれるが現在貴重な天秤を失わなかったのは不幸中の幸い。
それから、
二連キス
横に落としておいたイソメにかかったギンポ
いつものユウレイホヤ
今年からユウレイホヤに混じって釣れるようになったシロボヤ(下三つ写真なし)
などを釣り上げつつ、メゴチを狙うも、、
未だ メゴチ 0
さらには人が増えてきたことにより、投げるのにも集中力が求められるように、、さらには、隣に来た人が斜めに投げてくるという最悪の事態。綺麗にまっすぐ投げれてもお祭りしちゃうよ、、、
時間が10時40分くらいのことで、第二土曜日だったこともあり(若洲クリーンアップ作戦が11時からやっている)、やめるという決断に至った。釣果はキス四匹のギンポ一匹。メゴチは釣れなかったしすこし少ないが天ぷら一人分にはちょうどいい量かもしれない。
食べれる草などに興味のある私は、帰りの道中にイタドリの葉とヤブガラシの葉を少し頂戴して帰った。
そして完成したのがこれ。
奥側の下に敷いてあるのがイタドリ、その上がヤブガラシ、魚は左から順にキス、ギンポの骨せんべいが手前
思っていたよりそれらしくなった。小麦粉以外全てが新木場で取れたものだ。だが問題なのは味。一応食べたことのあるものだけなのだが、魚以外は天ぷらでは食べたことがない。ヤブガラシは想像がつくが、イタドリの酸味がどうなるか、、、
とりあえずキスからいただく、魚は言わずもがな美味しい。特にギンポなど普段は見向きもされないが、江戸前天ぷら店では高級食材として扱われている。(今回釣れたのはダイナンギンポという種で似て非なるものだが)
問題の草達だ、ヤブガラシは前回お浸しにして食べた時より小さいものを採ってきたため、繊維が気になることもなく普通の山菜のような感じで食べることができた。
そしてイタドリ。意外にもイタドリの特徴でもある酸味は全くなく、お茶っ葉のような苦味が出ていた、これが葉の部分を使ったからなのか調理方法によるものなのかはわからないがイタドリの調理法で調べるとイタドリ茶とでてくるのもさもありなんと言ったところか。
キスなどの素のポテンシャルや、イタドリの予想外の味わいによって意外にも上手くできた新木場天ぷらセットだった。新木場には食べれるものが多くていいな。
ちなみに今回当然のように出てきたヤブガラシだが、大抵の草むらに生えていること、五つの葉が広がるというわかりやすい特徴があること、などで比較的簡単に手に入れることができる野草である。
*若洲海釣り施設では毎月第2土曜日に若洲クリーンアップ作戦というゴミ拾いボランティアを行なっています。参加者のうち先着10名でレンタルセットを無料貸し出しできます。
*魚など今回登場した食材の全てが野生個体であり、獲りすぎることにより数が減ってしまうことがあります。特にギンポなどの根魚と呼ばれる魚は成長に時間がかかる上、見た目に反して可食部が少ないので小さな個体は逃がしてあげましょう。(キスなどは弱いため釣れたら食べてあげた方が良かったりします)