葛西臨海公園に行ってきた③
・背鰭に毒棘を持つことで知られるハオコゼ。防波堤での胴突仕掛けを使った釣りをする人からは忌み嫌われている。
私の文章力のせいか、ブログを短く終わらせているせいか、ついに三枚目まで行ってしまった葛西臨海公園レポート。今回は葛西臨海水族園の屋外展示などを紹介していく。
屋外展示を紹介すると言っても、屋外展示スペースには二つしかブースがなく、写真上の磯水槽と写真下のペンギン水槽だけである。
この磯水槽であるが、磯釣りをしているとよく出会うであろうフグやメバルはもちろん。磯の上物であるイシダイ、イシガキダイまで、さらには祝い事の鉄板であるマダイまでいる。(マダイは本来磯ではなく深い所に住んでいるらしいが)
この水槽は写真で見て奥側が深くなっていて、手前に来るにつれ浅くなっているため干潟のような浅場にいるような魚でも展示されている。そんな磯水槽で最も浅い場所にいる魚は東京湾奥で釣り人からフグと対をなして嫌われていると思われる“ボラ”なのだが…
いない。。。
写真のパネルを見る限り、どうやら普段より浅いようだ。よく見ると確かにボラの体高では泳げないであろう深さだった。ボラでも浅くなると分かったらちゃんと深場に逃げるのだろう。深いところでもボラは確認できなかったけど。
磯水槽から順路通りに進むと、タッチプールが用意されている。私は触らなかったが、以前触った時はナマコやヒトデがいたような記憶がある。
その次がペンギンブースとなる。フンボルトペンギンなどのメジャーなペンギンはもちろん、写真にあるフェアリーペンギンもいる。このペンギンは水が好きではないのか、それとも日差しが苦手なのか、いつも奥の木陰で集団になって休んでいる。大人になっても赤ちゃんペンギンのような風貌をしているからか、女性からの人気が高く、この日も女学生数人が固まって会話をしながら見ていた。
今まで海水しか紹介していなかったため、海水だけの水族館に思えるが、実は淡水展示もある。だが、写真がないことから割愛させていただく。
これで今回の葛西臨海公園レポもとい葛西臨海水族園レポを終える。
ここから先は写真とその説明
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・黄金に光り輝くルックダウン
葛西臨海水族園についての記事の二枚目である。一枚目↓
一枚目では日本でよく知られているようなサメやマグロの話だったが、私は葛西臨海水族園の本領はそこではないと思っている。私が思うに葛西臨海水族園の本領は正式和名のついていない(知られていない)海外の魚にある。上の写真の魚、和名をシロガネアジと言うが大抵の水族館ではルックダウン、と英名で書かれていることが多い。また、下の写真は、プレイスというカレイの仲間が眼を出しているところであり、このプレイスという名も和名ではない。
上記の二種以外にも、和名ではない表記で書かれている魚が葛西臨海水族園には多数いる。日本でも見ることができる魚を和名で表記しているらしい。
葛西臨海水族園の本領はもう一つある。東京都の海をテーマにした水槽だけでおよそ建物一つ使用しているのだ。もちろん東京湾だけでそこまでの水槽を作るとしたらとてつもない大水槽になっていたであろう。だが、東京都の海は東京湾だけではない。黒潮にぶつかる位置にある伊豆七島、小笠原の海も東京都の海である。また、東京湾も深いところから湾に入る前の運河、後述する葛西海浜公園などの干潟と、様々な環境が揃っているのだ。
今回はこの中から三つほど画像を出して紹介させてもらう。
入り口から三つ目の水槽にある展示。小笠原などの磯辺をテーマとした水槽で、なんと水槽に対して水の量が十分の一ほどしかない。そんな浅いところで暮らしているギンユゴイ(写真)や水に入ることを嫌うひねくれ魚タマカエルウオなどがいる。
東京湾水槽であり、江戸前をつけて呼ばれることの多い東京湾で取れる食用魚が多く展示してある。具体的には、アナゴ、スズキ、ホウボウ、カレイ(写真)、コノシロ(コハダの方が聞き馴染みがあるかもしれない)などがいる。
こちらも東京湾水槽だが、こちらは運河がテーマ。皮肉なことにペットボトルやビニール袋がオブジェクトとして飾られている。ここには東京湾奥でかつ浅い場所に住んでいるようなサッパやマハゼ、ヒイラギなどがいる。余談だが、ここのマハゼはでかくていかつい。
これくらいで今回は終えるが、まだ屋外展示や水族園の面白いところを紹介できていないので続くと思う。
3/22 葛西臨海公園に行ってきた①
3月22日、葛西臨海水族園に行くのと見たことのなかったツクシを探すという目的で葛西臨海公園へ自転車で向かった。
朝8時半ごろに家を出て自転車で一時間半で葛西臨海公園駅に到着、駅に付いている1日100円の公共駐輪場に自転車を止めた。この頃日差しが強いせいかこの一週間で気温が上がったようで三月の頭に外出するような服装できた私には地獄のようだった。
・葛西臨海水族園の入り口の建物、ドーム状のガラス建造物
この時期に葛西臨海水族園に来たのは意味がある。葛西臨海水族園は、井の頭動物公園、上野動物園と共に、東京ズーネットに登録してあるのである。東京ズーネットに登録してある三つの水動物館は、都内在住、在学なら中学生まで無料で入れるのだ。私は中学三年生でありこの前に卒業をしたのだが、三月中なら中学校に籍を持つので中学生として無料で入ることができる。
【本題に入る】
葛西臨海水族園は私の行ったことのある水族館では唯一クロマグロが展示してある。
私はクロマグロのように大きくて派手なものよりカサゴやメバル、フグのような身近に出会えて地味だが愛嬌のある魚が好きだ。だがマグロが悪いというわけはなく、スーパーなどに置いてある切り身が泳いでいると思っている子どもがいると言われる現代において、食用魚として需要の高いマグロが泳いでいるのは良いことだろう。
順番から考えるとマグロが一番最初の水槽のようにも見えるが、入って一番最初の水槽は写真のトビエイやツマグロ、シュモクザメと、軟骨魚類(エイ、サメ、ギンザメのこと)をメインとした水槽である。この水槽にはサブとしてマイワシとグルクマが展示されている。マイワシと軟骨魚三種は東京湾でも見れるだろうが、そこに南洋の魚であるグルクマがいるのはどうしても違和感に感じてしまう。これは本州に住んでいるゆえの違和感なのか?(といってもグルクマが普通に見られるであろう沖縄ではトウゴロウイワシの方が“イワシ”としてはメジャーだと思うが)
世界は広いからどこかに上記五種が共生するオールブルーがあるかもしれない。
続くと思う。